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やさしい日本語とは?

「やさしい日本語」とは、普段使われている言葉を、外国人にも分かるように配慮した簡単な日本語のことです。
「一文を短くする」「簡単な言葉を使う」「文節ごとに空白を入れる」「あいまいな表現を避けて指示表現にする」など、さまざまな工夫がされています。
やさしい日本語、なぜ必要?

1995年に起きた阪神・淡路大震災のとき、日本人の死傷者は約1%だったのに比べて、外国人の死傷者は2%以上でした。これは外国の方が十分な理解ができずに、必要な情報を受け取ることができなかったことが要因のひとつと言われています。
日本に住む外国人の数も年々増えており、また、外国人が希望する情報発信言語として一番に「やさしい日本語」が挙げられていることから、その必要性が高まっています。
災害時だけでなく、外国人の児童生徒が通う学校や、外国人の労働者が働く企業などでも使われることが期待されています。
参考:文化庁「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」