【図解】ヴィーガンとは何で、なぜ注目されているのか?

【図解】ヴィーガンとは何で、なぜ注目されているのか?
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スイスではロブスターを生きたまま熱湯に入れることを禁止しているそうです(参考:CNN「生きたロブスターの煮沸を禁止、「痛み対策」スイス新法」2018.01.13)。動物福祉の観点から、動物を苦しめる行為は極力禁止していこうという流れになっています。動物福祉を語るうえで大切な「ヴィーガン」について概要をまとめました。

目次

ヴィーガンとは何?

ヴィーガンとベジタリアンの違い
ヴィーガンとベジタリアンの違い

ヴィーガンとは動物性のものを食べない「完全菜食主義者」のことを言う。さらにヴィーガンの中にもタイプがいくつかあり、食事だけではなく身につけるもの(革、ウール)も動物性の素材を避ける人のこともヴィーガンのくくりにあたります。

ヴィーガニズムは「人間は不可能ではない限り動物虐待搾取することなく生きるべきであるウィキペディアより)」という思想が根底にあります。

似た言葉にベジタリアン(菜食主義者)があり、「お肉は食べないが、植物性食品と乳製品は食べる」「お肉は食べないが、植物性食品と魚、卵、乳製品は食べる」などいろんなタイプに分けられます。

ベジタリアンという言葉は「健全な、新鮮な、元気のある」という意味のラテン語 ‘vegetus’ に由来する(日本ベジタリアン協会より)。このことからわかるようにベジタリアンは、体の健康を重視する流れから始まったそうです。

「ヴィーガン」と「ベジタリアン」のより詳しい解説はこちらの記事が参考になるので気になる方はどぞ:vegan(ビーガン/ヴィーガン)の意味|マクロビアンやベジタリアンとの違いも

「食べるもの」に着目して整理すると以下のように、ヴィーガンはベジタリアンの一種で、より食べる対象が少ないことがわかる。※ヴィーガンは「ピュア・ベジタリアン」とも呼ばれる。

なぜ注目されているのか?

ヴィーガンがなぜ注目されているのか

健康面

プロテニスプレイヤーのジョコビッチさんは、2016年に菜食中心の食事を取り入れ始めており、このように述べています(参考:ヴィーガンを実践するアスリート8選|動物性食品を控えることにメリットを実感)。

「私が体型を維持できているのは、ハーブ料理を食べ続けているからです。僕が菜食中心の食事にしているのは、試合後の回復が良いのも理由のひとつです。以前はアレルギーがありましたが、今はアレルギーもなくなっています。」

※当然、「野菜だけ食べればOK」「お肉を抜けばOK」というものではない。

環境面

二酸化炭素だけではなくメタンも温室効果ガスということがわかっており、牛のゲップによって排出されるメタンが問題視されています。

世界のメタンガス排出の3分の1は農業由来で、わけても牛は米国のメタン排出量の27%を占める環境の天敵。全世界の家畜別の温室効果ガス排出量比較図(下)を見ても、豚、ニワトリが吹っ飛ぶ圧倒的な存在感です。

GIZMODO「「牛が環境に悪い」ってなんで? わかるように説明して

また、肉の消費が引き起こす環境問題は牛のゲップだけではなく、畜産には大量の穀物が必要なことも問題視されています。穀物を生産するにもの広大な農地が必要になる上に、1kgのステーキを生産するのにその何倍もの穀物が必要になる栄養変換効率の悪さが指摘されています。

倫理面

昔は「人間と人間以外の動物は本質的には異なる」という前提でしたが、ダーウィンの進化論の提唱によって、根源的に違うと考えられていた人間と動物は、実は連続的な生き物だったことがわかりました。

そして、多くの動物は人間と同じように痛みを感じることがわかっているにもかかわらず、「殺処分」「動物実験」「畜産における屠殺」など、動物が非人道的な行為のターゲットになっています。こういった「動物の苦痛を和らげよう」という動物に対する福祉の面でもヴィーガンが注目されています。

ルイス・ハミルトン(F1レーサー)

「人間が食用とする牛からの排出物(メタンガス)は、飛行機や車の排気量よりも多く、地球にとっても深刻な問題になっています。また屠殺時の動物への残酷な行為は恐ろしいもので、私はそれを決して認めることができません。」

(参考:ヴィーガンを実践するアスリート8選|動物性食品を控えることにメリットを実感)。

【図解】ヴィーガンとは何で、なぜ注目されているのか?

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